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2007-06-17

今日の本13



今日の本は中部銀次郎著「ゴルフの神髄」です。
著者でもあります中部銀次郎氏は18歳で日本アマ出場をかわきりに、日本のアマチュアゴルフ界のトップを走り続け、プロより強いアマチュアと言われてきたゴルフ界の重鎮であります。その中部氏が長年のゴルフ生活を通して感じたことを書き綴ったまさにゴルフの神髄と呼べる書き物です。

だからこれを読めばド素人の俺は遠回りしなくて済むってことか、何て思いながら読んだんですけど、もうゴルフ=人生感みたいな感じで、全て仕事や生活、メンタルなどに対しての考え方を説かれているように感じました。
まず最初に自分で書いたところを全否定しますと、ゴルフは失敗から始まるスポーツだと書かれていて、なるほど~と思います。要するにスケボー、楽器、BMXなどと一緒で、まず失敗するのが大前提で、膨大な練習により強い精神力と考え方と自分を知ることによりその失敗しない「精度」を高めていくということ。ということは書いてることを真に受けて実行してもその回数が何千何万とならない限りはこうは成れないってことなんです、ゴルフの奥深さが良く分かります、それにちょっとした無駄打ちは無くなるかもしれないけど。もちろんゴルフとしてだけに見ないで、その考え方は突き詰めて得られたものだから間違いは無いし、普段ちょっとでも思い出すことが出来たら大きな力になってくれるでしょう。ドライバーは気持ちイイからアプローチが大事と言われてもやっぱ打ちっぱなしでひたすらやっちゃいますけどね。
とにかく寡黙で謙虚なゴルフ職人なんでしょうね。まずザッと自分の意見を述べてるんだけどちゃんと反対意見へのフォローも書いてて、だけど俺はこうなんだみたいな書き方がちょっと物書き風じゃなくて良かったです、誰もハラを立てないというか。他はちょっと賭けを肯定してみたりとか。
少し言えば元々イイ所の出みたいで「だからこうなれたのか」と自分的に妬みが入ってしまったのが反省です。
中部さんは故人でもうプレイを見たり話を聞く事はできなくて残念ですけど、最後の青木プロのあとがきにある立場を越えた相互尊敬な部分にはちょいとホロリとさせられました。ちゃんと精神は生きてる、うらやましいもんです。
とにかく始まったばかりの僕のゴルフ生活ですが、楽しむのを前提に「あの本に書いとったわ」と思い出しながら出来たら面白いだろうな~と思いました。
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2007-06-05

今日の本12


今日の本は「アマゾンのロングテールは2度笑う」です。

30年存続するのが難しいと言われている企業の中で勝ち組と言われている企業の成功の秘密を分かり易く解説したもの。難しい言葉は無く、実例にそって解説しているので非常に素人の私にも分かり易かったです。理論の説明も同じく分かり易い。
まずはトヨタやコカコーラの圧倒的販売網で同種製品に勝つ同質化戦略とその戦乱から抜け出すためのシャープの液晶やソニー製品などに見る差異化戦略、またその選択。圧倒的多数の中低所得者がスタバのような自分の収入からは高級という位置付けを狙った戦略、ならモスバーガーもそうなのかなと思ったりして自分の周りもそういう戦略目線で見れるようになます、もちろん素人目線ですけど。
また中国で中国に勝つ日本企業や、この本の題名にもなっているアマゾンの売り上げの3分の1が他の書店で在庫を持たない本が売れたものだ、というロングテール現象の解説とアマゾンとウォルマートやデルコンピューターとの在庫体制の違いによる総資産や利益率のからくりなど、経理?に疎い私でも興味が出て来て頭が良くなったように錯覚できるくらい分かり易かった。とにかく読みやすかったです、時間はかかりましたけど。

最後に筆者が。「この手の本は読んでもすぐ忘れるけどココだけは覚えていて欲しい、それは…」って部分がこの人良く分かってるなぁ。と余計に他の部分も覚えとこうと思いました。

自分の本なら線引いたり折り目を入れれるのに、安く古本屋で買うか。

2007-06-02

今日の本11


今日の本はまたまたお馴染み東野圭吾著「使命と魂のリミット」です。
心臓外科の研修医として帝都大学病院に勤める氷室夕紀は小さい頃尊敬する父親を大動脈瘤で亡くし、それを期に医者になることを決意し現在に至った。そして今自分の指導教授は奇しくもその父親を執刀した医師であった西園教授。しかし夕紀がこの場所にいるのは偶然ではなく必然であり、父の死に際に何があったのかを知る為にこの場所にいたのである。
しかし医師としても人間としても尊敬に値する西園に非が見つかる訳もなく、ただ研修医として忙しく患者や死に向き合う毎日であった。
しかし全く関係の無い人と関係の無い恨みから夕紀や西園、病院をも巻き込む事件が起きる。その中で夕紀は西園にある疑問を持つようになり、医師として娘としての境界線をさまようことになる。

と、複雑な家庭環境の主人公なのですが、立派な父親が亡くなり、その思い出を事有るごとに思い出し、疑問を持つのも無理は無い状況になってゆくのですが、大方の予想を裏切る真相が出て来てホゥ~と成ります。それと同時進行で事件が起きていきます。ちょっと刑事の捜査の勘が良すぎるところが無理があったように思えましたが、犯行も緻密に行われていきます、ただし方法はこれで無くても達成できたのでは?とか何でそこまで…と思う所は出てきますけど。
しかしこの本はどちらかというと父の死と教授と主人公の関係、それと教授の手術を通して自分を見せる無骨なやり方がすばらしくて、犯罪の方はおかずって感じでした。だから両方もっと予想外だったら良かったんですけどね。しかしこの作者本書きまくりです。

2006-12-01

今日の本10

アキハバラ@DEEP アキハバラ@DEEP
石田 衣良 (2006/09)
文藝春秋
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ようやく忙しいのも終わり、これからは当分平和な日々が続きそうですが、その平凡な仕事にも何かを見出さないといけないのではという考えを持ち出す程10年というキャリアに勝手に重みを感じている今日このごろ。
今回の本はまたまた登場「石田衣良」著の「アキハバラ@DEEP」です。
呉にいるときに酒をのんでしまい寝れなくなり、その時に8割をよんでしまい、おかげで2時間程しか寝れず、しかも寝れなかったのを酒のせいにして同情を買い、仕事をサボるというテクを発見したというありがたい一冊です。
内容はと言いますと、アキハバラを生活の拠点にするページ、タイコ、ボックスはそれぞれに吃音、女性恐怖症、潔癖性、謎のフリーズ現象などハンデを持つが、それぞれの得意な分野を生かして、何とか楽しく生活をしていた。あるとき引きこもりから3人を救い3人を引き合わせた人生相談サイト「ユイのライフガード」を通じてメイド喫茶で飛び抜けた美貌と男を寄せ付けない異彩を放つ女戦闘服マニアのアキラと手を組み会社「アキハバラ@DEEP」を興す。そこに2人の仲間が加わりサイトを立ち上げる。その後次世代検索エンジンの作成にとりかかり忙しく金はなくとも協力し合いながら楽しい仕事の時間過ごす。そして遂に完成したベータ板が話題を呼び、開発も終盤にさしかかった頃、ITの申し子として名を馳せる大富豪の社長と700の傘下会社を持つデジタルキャピタルグループが検索エンジンを手にいれようとあらゆる手段で襲いかかる。メンバーは次世代エンジンを守ることが出来るのか。「アキハバラ@DEEP」の存続はいかに。
といった内容(背表紙よりちょっと大目に明かして申し訳ないです)。
この人達は普通に飛び抜けた物を持っていない私からすると、マイナスな面はあっても飛び抜けた物を持っていて逆にうらやましく思います。なんかこの時代の最先端秋葉原での出来事なのに、むしろそこに根付いている人達がそれぞれの居心地の良さを秋葉原に持っていてなぜかそこに情緒を感じるというか、オタクだろうが何だろうがそこを好きになるってホント良いことなんでしょうね。パソコン好きにはたまらない知識やITバブルの背景なども分かってなかなか読みごたえのある作品でした。今度東京に行く機会があるのですがまず秋葉原に行こうと思ってます。
ではでは次回は呉れでの面白エピソードでも書きましょうかね。

2006-10-02

今日の本 9


今日の本は東野圭吾著「容疑者Xの献身」です。病床の時に借りていたのを暇つぶしに、1日程で読めましたよ。
この作品は昔紹介した「探偵ガリレオ」の続編的な作品で、ある街で起こった殺人事件の捜査上に浮かんだ母娘と、全く2人とは関係のなさそうな隣に住む高校数学教師と、また今回も帝都大学の湯川助教授が登場して助教授がぶっ飛んだ推理をしていくというストーリー。しかし続編とはいえ湯川助教授と友人の刑事草薙が出て来る所以外は別に続きでも何でも無く、今回はそれよりも捜査の背景にある、とっても切ない純愛ストーリーの方がメインになっているので、湯川助教授は相変わらずの推理は驚きでしたがキャラクターはサブなポジションでした。
正直最後の50ページになるまで何てことは無い完璧だと思っていたトリック仕掛けに穴があった程度のミステリーかと思いながら読んでいたのに最後の50ページは一瞬って感じで読む程、噂通りの誰も思いつかない内容でした。
けどやはり切ない。切な過ぎる。これはやはりクレイジーな純愛なのでどうしても納得いかない、こういうトリックを出来る能力があるなら最後も予想だ出来たはず、こんなことを隠し通して生きて行けるほど人は強くないってことを。まあそこに警察が到達できるとも思えない程の精巧なトリックだからしょうが無いけど。それに内容が内容だけに精神的な状態を数式等に置き換えたりとあまり推理が物理的な内容ではなかったので、湯川の真骨頂が発揮できなかったのもちょっと残念。ホントはそこが好きなんだけどね。

まだ「半島を出よ」の感想書いてないのにこれを読んだから忘れかけてる。もう一度「半島を出よ」を読み直したい気分です。
体調はというとなんとか医者からもゴーサインが出たので出ようかと思ってるけど今日天の声が家に来られて「明日も休んだらどうだ、しっかり養生せぇよ」と言われたのでどうしようか迷ってます。確かに顔のかゆみは少なくなったが、顔がヘビの脱皮のように皮ムケだらけ。シムラが見たら「ダッピンダ」って言われる程ちょっと気持ちワルく思われるかもしれないしな~。元アイドルだからな~。

あと写真をAMAZONE.COMとリンクできるようにしてみた。いや~進化したね。子供達がブログやる頃にはどんなことになってるのやら。

2006-09-15

今日の本 8


今日の本は横幕真紀氏著「いつもそばにいるよ ~天使になった航平~」です。
こんな事を言ったら怒られるかもしれませんけどたまたまウチにあったので、何となく見始めた本です。正直この手の本は苦手で、何と言うか自分の子供が多分亡くなる話なんだし、とてつもなく読んで悲しくなるのは分かっているし、この子だけじゃなく病気で亡くなっても本にならない壮絶な子供達もたくさんいるだろうし何て思うと、どうしても敬遠したくなるタイプの本でした。
しかし、読み始めたからには俺の頭に植え付けられる、それはどんなこのであろうと俺の参考書になる訳で俺がお世話になったということになる(ここは真面目に取ってね)。この本に関わった人達に敬意を表して斜に構えずちゃんと素直な気持ちで読もうと思いながら読みました。
航太君は以前から親が不安になるほどの症状が出ていて、4歳の頃に検査で白血病という診断を下される。そして5歳で亡くなるまで航平君が苦痛な検査、投薬、移植、合併症に気丈に挑んでいく姿、病院での友達(ある意味会社の同僚とかと同じ苦楽を共にする戦友みたいな関係)との出会い、友達との別れ、家族親戚の協力等をずっと看病していた母親が日々を見たままにメモしたり感じたことを書きおろしたもの。
もちろん作者は普通の頑張るお母さんなので読み物としては満足できないかもしれないけど、その分感動や不安、恐怖は作られてなく現実味のある表現をしているので、ドキュメントのテレビをみているような感じ。
それに薬の詳細な反応や、サチュレーションとかいう用語が出て来て、毎日数値が書かれているんだけど、いいかげん数値だけでこっちも調子の善し悪しが分かるようになって来て、数値を見た時点で航平君がエラいのがわかるから後見たくないな~とか思ったり。だんだん感情移入しまくりでした。
そしてヒジョ~に自分のリトルさを感じたのが骨髄移植の話で、何と奇跡的にこの子の2歳の弟とタイプが一致して移植することになったんだけど、この2歳の子が自分と兄貴のことを良く分かってて兄貴も弟を気使う。まあ無理にでも移植させた(もちろんこうするしか手はないから当たり前)とはいえこの弟も兄貴のことが大好きで移植を受け入れているし、兄貴も弟が大変な思いをしたってことに感謝したりと子供らしからぬ兄弟愛。かたや骨髄バンクなんて別に入るくらい分けねぇよとか言いながらも会社で話したらいろいろ言われてそのまんまにしているリトルな俺。何とも情けないね。
目的が一致した親、親戚、先生達の姿はそりゃ感動のひとこと。なだけに最後航平君が合併症で呼吸器系の病気で亡くなるときの切なさたるや相当なもんでしたし、関係した人達のその悔しさたるや想像を絶します。
でも最後無くなるその日まで航平君は来る人に元気な姿を見せようと気丈にベットに座って迎えたりするんですけど、これってあまり信じてはいないが奇跡みたいなもんなんだろうな。そら久しぶりにドカ泣きしましたよ、悪魔のような私でもね。
これを読んでどう思ったかってのは複雑で、キレイに言えば毎日を愛され過ごしたこの子をどこが羨ましいと思ってたり、悪魔のような俺はどこかでこんな壮絶な病気「俺じゃなくて良かった」と思ってる。書いた本人は航平君の生きた痕跡が残って少しでも移植ドナーが増えたり何かのきっかけになればと思ってるだろうから俺のこんな行動のないただの意見なんぞクソにしか思わないでしょうけどね。まあ人に伝えたりちょっとは死について考えてみたり、そんなことぐらいしか俺には出来そうもないな~。
こんなこと考え出すと変なループにハマるのでこれくらいにしとこう。

話は変わって村上龍の「半島を出よ」を先週入手してからというもの、仕事はそんなにヤマでは無いので帰ってからはテレビも少なめにずっとこれを読んでます。正直俺には漢字が多くて難しいので1日に50ページくらいしか進まないんですけど、この1週間は数分しかパソコン開かないくらいハマってます。本気で速読術のハガキに応募しようと思っている今日この頃でした。

2006-08-11

今日の本 7


今日の本は重松清著「流星ワゴン」です。
先週の運転に持っていったのですが、雑誌すら見る暇もなく、結局帰って2日程で見た本です。ツタヤで人気のコーナーにあったので買いました。
内容はというと、あるリストラに遭い家庭では妻に離婚を突きつけられ、息子は受験を失敗してから家庭内暴力という不幸のどん底にいた38歳の男が途方にくれてベンチに座っていると目の前にワゴンが現れる。中の子供に誘われるがままに乗り込むと少年と父親がいた。その2人はかつて男が新聞で読んだ、山でドライブ中に事故に遭い死亡した親子だった。
その不思議なワゴンは男が何気ない日と思ながら過ごした時に舞い戻る事が出来た。そこで男はその後が自分の人生を左右するターニングポイントだったことを知る。その日と同じ体験をする中で少しでも何かを変え、男のその後の最低な人生を直すことが出来るのか?またその時々で出て来る絶縁された父親は何を男に言いたかったのか?
といったもの。幽霊とドライブってくだりはいかにも本ならではなんですが、だからこそこの体験ができると考えればまあ納得。自分の人生の中でちょっとしたきっかけで180°方向を変えちゃったってこと有りますよね、この物語はそんな覚えている事よりもっと何でもない瞬間や出来事が実は後々自分達の方向を変えていた。そんな時に戻れるって話。だからここがあのきっかけだったんだと自分も初めて知り、実際に起こったこととは違うこうしてればみたいな言動や行動を試して見る。
俺もこんな経験したいな~って思いながら見ました。やはり知ると知らないとでは覚悟もえらい違い。男も最低の人生を改めて知ることで同じ体験にもちょっとした違いが出て来る、この捉え方の違いで自分の見方も違うってのが、普段良くわれる「何でもポジティブに考えた方が良いよっ」ていう考え方そのものだ。その変化がだんだん男に現れてくると男の言動も大胆になってくる、そんなところが良かったです。あとそれに並行して男と絶縁した父親との関係も次第に解けていくってストーリーが同時に進んで、面白いというより心温まるしホッとするって感じで読めましたね。しかし言葉ってのはホント考えて発さないとこうも人生を左右するとはね、でも発さないと自分の考えなんか相手に伝わる訳がない、例え親や恋人でも。
でもどちらかと言えば何も気にせず発してる自分は気をつけねばな。明日からだまっとこ。
ちなみに作者は岡山出身の人だそうです。

2006-06-28

今日の本6


久しぶりに書く余裕が出来た。この本だって先週始めには見てたんだけど、全く書く気力が起こらなかった。これじゃブログの意味が無いね。
今日の本はこの「親のこころ おむすびの味」ってタイトル。これも1日集中すれば充分読めます。内容はというと、そもそもあるおばあさんが何人かいる息子達が自分が病気にも関わらず誰も1度も見舞にこない状況に、子供達を育てた自分の苦労を分からせたいという名目で本を執筆したいという相談を受けた著者が、その他にも子供や親に宛てた手紙を募り良いものを集めたもの、まぎらわしいので簡単にいうとコンピレーション物かな。
まあ親のこころ子知らずなどと言いますが、子供は案外親が死ぬまで感謝など思いもせずにその苦労には気ずかないのかも知れません、俺も多分そうだし。けど親から子への気持ちは正直な受け側の感想だし今の俺自身でもあるから素直に共感できたし、感動も出来る。
普通に感謝と思う回数があったとして、この本を読むともう少し回数が増えるかなって感じ。まあ感動なストーリーはいくらでも作ることが出来るし、独りよがりな部分もあるかもしれないけど、そんなことを考えずに素直に見ればホロリときますよ。厚いのが好きな人にオススメです。感動するのもストレス発散になるというし、こむずかしいのばかり読まずにたまにはこんなのもいかがでしょうか?

2006-05-23

今日の本5


今日の本はイスラエルの物理学者エリヤフ・ゴールドラットの書いた「ザ・ゴール」です。
表紙の謳い文句は「アメリカで250万部突破、翻訳が許可されていなかったいわく付きの一冊」という物。もちろん以前に書いた「規格外の人」からお借りしたものです。
内容はと言いますと、とある会社の工場長のアレックス、彼の工場は採算悪化の為、数ヶ月後に業績回復しない場合は工場を閉鎖すると通告される。彼も数々の経験から工場の再建に乗り出し、作業の効率を上げる為、大きな機械を導入するが余り効果が数字に現れない。困り果てているとき空港でかつての恩師、物理の教授のジョナに再会する。愚痴のつもりで近況を報告すると工場で働いた経験の無いジョナの口から意外な一言が、「その機械で本当に工場の効率が上がっているのかい?」少しムッとしたアレックスであったが、話を聞いているうちに自分達の考えが間違ったものだと気づく。そして工場に帰ったアレックスはジョナの助言を頼りに工場の信頼できる部下達と工場再建に試行錯誤していく。最初は半信半疑だった部下達もジョナを信じ、自分の立場を見直し、工場閉鎖=何人もの従業員の解雇という責任を背負ったアレックスと意識の改善をしていく。しかしアレックスの工場再建に奔走する行動に異を反する人もいた。アレックスの家族達である。家族を顧みずに仕事を優先するアレックスに愛想がつきた妻ジュリーが家を出て行く。仕事に家庭に問題山積みのアレックスはこの状況に対処できるのか?

2006-05-01

今日の本 4


今日の本は安田佳生著の「千円札は拾うな」です。会社で最近ビジネス書を読みあさっているUさんからお借りしたもの。2時間あったら読めます。
この手のものは正直どれも独自のやり方で成功された人のサクセスストーリーを本にしたものが多いのでまあ考え方としてこう言う手法のあるんだという参考程度にしか見れないっていう印象が私の中では強いのですが、とりあえず薦められた事も有るし、この人がコンサルタントという立場上ただの自分の足跡の押し付けではないのだろうという期待から、早速見てみた。タイトルは昔あった「チーズはどこへ行った」(だったか?)的な要するに千円を色々なビジネスのタイミングやビジョンなどに置き換えて分かり易くしたもの、内容はそれに独自の考え方をプラスしている。経営者と私のような一企業に所属しているものとでは立場も違うので参考になるものも有ればどうかな~と思うところも有る。詳しくは書けないのでざっと俺の解釈で説明すると目先の1000円を見過ぎているとその先にある10000円が見えない場合も有る、人とは違う考え方をするからそこに新しい発見もある、新しくするには既存の考え方もあっさり捨てる人の方が良い、等々根拠まではいちいち書きませんけど納得できます。まあそれを俺でも納得できるように書いてるから売れてるんでしょうけど。
もっと書きたいことがあるんですけど知りたい方はまたファミレスで語りますよ。
でも最近人見てて思うのがやっぱり「金は天下の周り物」だね。使ってる人のところにゃそれだけ入ってくる。もちろん有る程度の勝算あってのことでしょうけど、俺のようにセコセコやってたら一生セコセコだな。ここらで一発高いけどモスバーガーでも食ってみようか、そこにそれだけの価値を見出せば高いナリの成果は有るってことになるから。

最近作った俺の口ぐせ「俺は1ドル以下の仕事は受けないから」か~っ渋い、渋過ぎる、ある一部を除けば。

2006-02-23

今日の本 3


今日の本は最近「容疑者Xの献身」や「白夜行」でお馴染み東野圭吾著の「探偵ガリレオ」です。確か容疑者X…のシリーズ初作だったと思いますが、大学助教授の物理学者湯川が友人である刑事草薙の受け持つ難事件を科学的視点から解いて行くオムニバス形式のもの。容疑者X…は湯川が出てくるんですけどもっと白夜行のような重い謎解きストーリーらしいのですが、こちらはもっと科学的謎解き重視のむしろキッズ向けな感じでした。もちろん人が死ぬので明るい内容ではないのですが、なんというか事件の内容や背景よりもそれが怒起こった理由を解くことがメインなので、事件自体は犯人が全然関係の無いところで自供したり、解決したりします。しかしあまりにも不可解な現象故に、事件解決に関係なく科学的な検証をしたりと、推理好きはチョット物足りないかもしれません。しかし、よくぞこのようなことが出来るものだと感心してしまう程、その検証や解決は理科の実験のようでなかなか面白いものになっています。
東野圭吾は昔ホームページでも紹介した「手紙」で一目置いていたので、ちょっと違った内容の本作品が意外でしたが、湯川という面白いキャラが確立された続編の予知夢や容疑者Xもいずれ見たいです。

しかしまだ読みかけの本が2冊あるのでそちらが先だな、とりあえず。

2005-11-05

今日の本 2


本日の読書は奥田英郎の「最悪」これも1日程で読みました。
3人のホントーに最悪な日々、自分ではどうしようもなく進んでいくその最悪さ。
ある男は日々をだらだらとパチンコや恐喝をしながらただ何となく生きている。
ある女は日々の繰り返される銀行勤務と出世にしか目がないの男達との日々に疑問を感じながら何となく業務をこなしていた。
そしてある男は町工場を経営し、納期を厳守するために日夜作業を行い、人一倍頑張っていたにも関わらず、後からこの土地に越してきて来ておいて騒音だと騒ぐ近所の住民への対応と、金の工面と設備投資に悩みながらも、日々の納品に追われていた。
なるべくして最悪になった者、なりたく無くても運命が最悪の方向に導いた者、それぞれが自分を最悪だと思いながら生きていくその運命が一つの物語へとつながっていく。
あとがきにも書いてありましたが、普通は犯罪が起こってそのあとのそれぞれの関わった人たちの行動が物語になるんですが、この物語はその逆で、犯罪を起こす人間のだんだん切羽詰まっていき、ついには犯罪を犯すというまでの過程をそれぞれの視点から見て行くというものです。その今までに無い群像劇に新鮮さを感じました。
これだけのことが起こればそらそう成るわなぁ~とどうしても同情してしまいます。もちろんどんどん絶望感がふくれあがっていく展開なものですから最初からだんだん強烈になっていく人の不幸を追う訳です。だから最後まで見てしまうというか、見ずにいられないといった感じで一気に読んでしまいます。もちろん行動や言動には共感できないところもあるのですが、最後に何故か全然終わってい後処理山積みの主人公達を見ても全然その後を知りたい気分になりません。どうですか?これまた借りたい人は言って下さいね。

2005-11-03

今日の本 1



今日の読書は石田衣良の「うつくしい子供」です。1日で読めました。幸せな2男1女の家庭、その静かな住宅街で起こった少女誘拐殺人事件、捜査が進み、ついに突き止めた犯人はこの家の13歳の二男であった。長男は弟がなぜ凶行に及んだのかをつきとめる為、調査を行うといったストーリー。
けっこう文庫本って買う時悩みますよね。だから私はオススメのラベルとか人に聞いたりとか裏表紙のあらすじを読んだりして決めます。作者はドラマ「池袋ウエストゲートパーク」の作者でこの後の「4TEEN」という作品は直木賞も取っているようですしまあハズれることはないでしょうといった感じで購入しました。
あの事件以来よく題材にされる少年法適応外の子供が起こす殺人事件ものでしたので、よくあるストーリーなのかと思っていました。がやはり裏表紙で犯人ネタバレしているだけあって、もちろんドンデン返し(表現古い?)な展開がありました。これは本当はそうあっちゃいけないんだろうけど、加害者側から見た事件なのでやはり加害者家族にも同情してしまいます。本当は事件っていうのは関係した人全てが不幸になるんですけど(別の場合もありますが)それが薄くなるところがあって、そんな中での最後が少し納得できない部分も有ります、あとやはり子供が主人公なので、表現が子供っぽい(もちろん私の同年代の頃はこの子達とは比べ物になりませんが)所が多いにちょっとマイナスかなあ。ムカつく学級委員の取り巻きやストーリーに関係無いのに主人公の背景を語る上だけで出てくるいじめっ子にも、要するに何なのってタイプの私には×。少年犯罪に関しては複雑でこんなブログで詳しくもないのに中途半端には語れません、もちろん私なりに思うことはあってもそれはまた酒の席で語りましょう。
まあ全体的にはスピード感有り、感情移入も出来るし、最後までのプロセスもなかなか、もし見たい人は貸したげますよ。
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