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2006-09-15

今日の本 8


今日の本は横幕真紀氏著「いつもそばにいるよ ~天使になった航平~」です。
こんな事を言ったら怒られるかもしれませんけどたまたまウチにあったので、何となく見始めた本です。正直この手の本は苦手で、何と言うか自分の子供が多分亡くなる話なんだし、とてつもなく読んで悲しくなるのは分かっているし、この子だけじゃなく病気で亡くなっても本にならない壮絶な子供達もたくさんいるだろうし何て思うと、どうしても敬遠したくなるタイプの本でした。
しかし、読み始めたからには俺の頭に植え付けられる、それはどんなこのであろうと俺の参考書になる訳で俺がお世話になったということになる(ここは真面目に取ってね)。この本に関わった人達に敬意を表して斜に構えずちゃんと素直な気持ちで読もうと思いながら読みました。
航太君は以前から親が不安になるほどの症状が出ていて、4歳の頃に検査で白血病という診断を下される。そして5歳で亡くなるまで航平君が苦痛な検査、投薬、移植、合併症に気丈に挑んでいく姿、病院での友達(ある意味会社の同僚とかと同じ苦楽を共にする戦友みたいな関係)との出会い、友達との別れ、家族親戚の協力等をずっと看病していた母親が日々を見たままにメモしたり感じたことを書きおろしたもの。
もちろん作者は普通の頑張るお母さんなので読み物としては満足できないかもしれないけど、その分感動や不安、恐怖は作られてなく現実味のある表現をしているので、ドキュメントのテレビをみているような感じ。
それに薬の詳細な反応や、サチュレーションとかいう用語が出て来て、毎日数値が書かれているんだけど、いいかげん数値だけでこっちも調子の善し悪しが分かるようになって来て、数値を見た時点で航平君がエラいのがわかるから後見たくないな~とか思ったり。だんだん感情移入しまくりでした。
そしてヒジョ~に自分のリトルさを感じたのが骨髄移植の話で、何と奇跡的にこの子の2歳の弟とタイプが一致して移植することになったんだけど、この2歳の子が自分と兄貴のことを良く分かってて兄貴も弟を気使う。まあ無理にでも移植させた(もちろんこうするしか手はないから当たり前)とはいえこの弟も兄貴のことが大好きで移植を受け入れているし、兄貴も弟が大変な思いをしたってことに感謝したりと子供らしからぬ兄弟愛。かたや骨髄バンクなんて別に入るくらい分けねぇよとか言いながらも会社で話したらいろいろ言われてそのまんまにしているリトルな俺。何とも情けないね。
目的が一致した親、親戚、先生達の姿はそりゃ感動のひとこと。なだけに最後航平君が合併症で呼吸器系の病気で亡くなるときの切なさたるや相当なもんでしたし、関係した人達のその悔しさたるや想像を絶します。
でも最後無くなるその日まで航平君は来る人に元気な姿を見せようと気丈にベットに座って迎えたりするんですけど、これってあまり信じてはいないが奇跡みたいなもんなんだろうな。そら久しぶりにドカ泣きしましたよ、悪魔のような私でもね。
これを読んでどう思ったかってのは複雑で、キレイに言えば毎日を愛され過ごしたこの子をどこが羨ましいと思ってたり、悪魔のような俺はどこかでこんな壮絶な病気「俺じゃなくて良かった」と思ってる。書いた本人は航平君の生きた痕跡が残って少しでも移植ドナーが増えたり何かのきっかけになればと思ってるだろうから俺のこんな行動のないただの意見なんぞクソにしか思わないでしょうけどね。まあ人に伝えたりちょっとは死について考えてみたり、そんなことぐらいしか俺には出来そうもないな~。
こんなこと考え出すと変なループにハマるのでこれくらいにしとこう。

話は変わって村上龍の「半島を出よ」を先週入手してからというもの、仕事はそんなにヤマでは無いので帰ってからはテレビも少なめにずっとこれを読んでます。正直俺には漢字が多くて難しいので1日に50ページくらいしか進まないんですけど、この1週間は数分しかパソコン開かないくらいハマってます。本気で速読術のハガキに応募しようと思っている今日この頃でした。
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